数学は、何のために勉強するのか!
表面的に見れば、受験に出るから、試験に合格するため、問題を出す側からすれば、思考力を試すため。
数学は、言語であると言われている。問題を、理屈で解決する過程を、その言語で記述していく。もちろん日本語、英語等の母国語の記述も必要だが、数式が、言語であり、世界共通である。法則定理も、世界共通である。
数学を、解くときに一番大事なのは、こうしたら正解が出そうという方法を、採点者に納得いく方法で、記述する事である。難しい問題は、計算量記述量が多いものであり、途中の過程を、追求しきる事を求められている。
特徴的なのは、問題を解決する過程に多少違いはあっても、正解は、同一である。
受験では、問題を解くテクニックは、覚えなければならないが、その過程で、思考力が身についてくるのは間違いない。論理は、’はい’と’いいえ’の組み合わせである。
医師が、診断を下す場合には、無数の’はい’と’いいえ’の組み合わせから、不確実なものも含めて、より確からしい事象を、組み合わせて、診断精度を上げ、判断する。
この項目はどれ位、あてになるのか、ならないのか、どういうパターンが一番適当か、そういう過程を間違えず追求するのが思考力である。
思考力が身につくと、詐欺に遭わずに済むかもしれない。騙そうとする思考に矛盾を見つけるからである。
これが数学を学ぶ理由の一つである。